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永代供養する際の挨拶状の書き方は?墓じまいの前に親戚間でしっかり話し合おう

永代供養する際の挨拶状の書き方は?墓じまいの前に親戚間でしっかり話し合おう

「永代供養をしようと思うけど、挨拶状は必要なの?」
「墓参りや墓の管理で、子供や親戚に負担をかけたくない」
「永代供養にしたいけど、どういう流れでするの?」

 

永代供養とは墓の管理の負担がかからないことから、近年検討をする人が多くなっている供養方法で、霊園や墓地の管理者が遺骨を預かることになっています。

 

この記事では先祖代々の墓が遠方にある、または跡継ぎがいないなどという理由で、墓じまいを考えている人向けに永代供養をする方法を紹介します。また、永代供養をする際の挨拶状の書き方について、6つのステップで解説します。

 

永代供養前の墓じまいについての主な流れについて順を追って説明しているため、実際に墓じまいする際にスムーズに進めることができるでしょう。

 

永代供養をこれから検討したいと考えている方は、この記事をチェックしてみて下さい。

永代供養に挨拶状は必要?

永代供養とは、墓参りができない方に代わって霊園や寺院が供養や管理をする埋葬方法のことを指します。

 

元の墓を墓じまいをし、永代供養に改葬する際に挨拶状は必要でしょうか。新たな墓を立てて改葬する場合は、挨拶状を書いて親戚に周知しますが、永代供養の場合はどうするか、迷う方もおられるでしょう。

 

結論として、トラブルを避けるために永代供養の場合も挨拶状を出す方が良いといえるでしょう。

 

ここでは挨拶状の書き方について、6つのステップで解説していきます。

永代供養する際の挨拶状の書き方6ステップ

永代供養に改葬する前に墓じまいをしますが、永代供養する際の挨拶状を出すタイミングとしては、この墓じまいの閉眼供養が終わってからが良いでしょう。

 

閉眼供養とは、仏の目を閉じるという意味で使う「閉眼」が語源で、墓から故人の魂を抜き取るための儀式のことを指します。

1:季節の挨拶を書く

四季のある日本ならではの習慣として、一般的な挨拶状には最初に季節の挨拶をつけます。永代供養をする際の挨拶状も、その例外ではありません。

 

そのため、まず季節に合わせた挨拶の一文を入れましょう。例えば、2月であれば「梅の便りが聞こえるこのごろです」といった文が良いでしょう。

2:墓じまいをした時期を書く

季節の挨拶の次には、墓じまいをした時期を書きます。例えば「この度、我が家の墓所を去る令和〇年〇月〇日に墓じまいをいたしました」といった形式で、年月日という形式で書くと良いでしょう。

3:元の墓の住所を書く

永代供養する際の挨拶状には、墓じまいをする墓の住所を書くようにします。墓じまいは、いわば墓の引越しです。そのため、次に書くこととなる新しい墓の住所とともに、今までの墓の住所についても記しておきましょう。

4:新しい墓の住所を書く

永代供養を行う霊園の住所を記載しましょう。これからもお参りをしていただく際に必要な情報となるため、重要な内容です。また、移転先がわかる地図があれば、より丁寧で分かりやすいでしょう。

5:墓じまいをした理由を書く

挨拶状を受け取った方が、なぜ墓じまいをして永代供養をしたのかを、疑問に感じないよう理由を書きます。

 

例えば「わが家は元の墓所から遠く、日々の管理も行き届かず、このまま放置するのはご先祖様に申し訳ない」といった理由などを書くと良いでしょう。

6:結びの言葉を書く

挨拶状の最後は、結びの言葉で締めくくるようにしましょう。挨拶状の最初に書いた季節の挨拶に合わせた内容にします。

 

例えば、梅の便りといった2月の結びとしては「余寒はまだまだ続きそうです、どうぞご自愛のほどを」といった結びの言葉が考えられるでしょう。

永代供養の挨拶状に関する注意点

永代供養をする際の挨拶状ですが、どのようにしたら失礼がないように挨拶できるでしょうか。墓は管理していた人だけではなく、墓に来てくれていた親戚や故人と親しくしていた方にも関係します。そこで、挨拶状を出す時期や、出す範囲についても考えていきましょう。

適切な時期に挨拶状を送る

永代供養をする際に挨拶状を送るのは、元の墓から遺骨を取り出した後に行う「閉眼供養」を終えてからです。教義により言い方が異なり、例えば浄土真宗においては「遷仏法要、遷座法要」と言います。

 

どの宗派でも墓じまいをし、その後の行事を終えてから送るのが良いといえるでしょう。

親戚間で墓じまいについて同意を得ておく

墓じまいをし、永代供養にする際は、事前に親戚の間でしっかりと話し合うことが重要です。先祖代々の墓を墓じまいし永代供養にすると、遺骨が一族の墓に埋葬されていないことを良く思わない親戚が出てくる可能性があります。

 

遺骨を一度合祀墓に埋葬してしまうと、遺骨が混ざってしまうため、取り返しがつかないこととなります。また、樹木葬や散骨といった永代供養の方法では、供養や墓の管理に手間がかからない方法ですが、故人を偲ぶ墓がないということになります。

 

事前に親戚間から同意を得て、トラブルを避けましょう。

遠縁にも忘れずに挨拶状を送る

墓じまいをする墓が先祖代々の墓である場合は、遠縁の親戚の遺骨が埋葬されている可能性もあります。遠縁の親戚が墓参りに行ったら墓がなかった、といった事態にならないように、遠縁の親戚にも挨拶状を送るようにしましょう。

永代供養前の「墓じまい」の主な流れ

永代供養前の「墓じまい」の主な流れ

墓じまいをし、永代供養先に墓を移す「引越し」には、どのような手順が必要でしょうか。墓じまいをする霊園や寺院、永代供養をお願いする霊園や寺院の他に、改装許可を申請する役所も関係します。その手順を解説していきましょう。

永代供養先を決める

永代供養の流れとして、墓じまいをして改葬をするために、まず遺骨の受け入れ先である永代供養を行う霊園または寺院を決めましょう。

 

永代供養墓の種類としては、遺骨の祀り方で様々な種類があります。遺骨の安置方法は、他の方の遺骨と一緒に祀る合祀型と、個別に納骨する個別安置型、さらに骨壺を集合的に安置する集合安置型の3つのタイプです。

 

また、永代供養墓を屋外に設置するか、屋内に設置するかでも違いがあります。樹木を墓標とする樹木葬も、永代供養墓の一つの形式といえるでしょう。

 

いずれの永代供養墓も、自宅から遠くない場所でお参りしやすいこと、公共交通機関でのアクセスも含めて確認するようにします。

 

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永代供養先から書類をもらう

墓地等から遺骨を移す際に必要となる書類の一つが、受入証明書です。永代供養先の管理事務所で発行してもらいましょう。

 

永代供養先が発行する使用許可証や、使用決定通知書、契約書などの写しでも受入証明書の代わりにできます。また、公営の墓地の場合は、墓地使用許可書が受入証明書の代わりになります。

 

出典:市内の墓地等からお骨を移すとき(改葬)|岡山市

現墓地に必要な書類を取り寄せる

墓じまいをする現墓地に、必要な書類を取り寄せます。改葬許可申請書は、改葬の許可を取るために必要な書類です。墓じまいをする霊園や寺院の所在地である市町村の役所の市民課や戸籍課などで入手しましょう。

 

改葬許可申請書には、現墓地の住所と永代供養先の住所、墓じまいなどの改葬の理由、実際に遺骨を移動する改葬年月日などを記載します。

 

また、移動する遺骨の生前の名前、本籍、住所、逝去日、納骨日を一覧表に記載するようになっていますが、わからない場合は「不明」で記載しても問題ありません。

 

出典:市内の墓地等からお骨を移すとき(改葬)|岡山市

現墓地の管理者から許可をもらう

現墓地が霊園の場合は管理事務所に、寺院の場合はご住職に墓じまいの許可をもらいます。改葬許可申請書に署名と捺印をもらう必要があるためです。

 

なお、寺院の檀家をやめるためには、離檀料というお布施を納めるのが一般的です。離檀料はお付き合いの年数や寺院の格により異なりますが、ご住職とよく話し合い、トラブルにならないようにしましょう。

改葬許可を取る

改葬許可申請書、改葬許可申請書(継紙)、埋蔵(葬)証明書、受入証明書の4つの書類を揃えて、墓じまいをする霊園や寺院がある自治体の市町村の役所などで、改葬許可を申請します。

 

改葬許可を申請する人と現墓地の契約者、永代供養先の契約者が異なる場合は、更に改葬承諾書や改葬受入承諾書が必要であるため、注意しましょう。

 

出典:市内の墓地等からお骨を移すとき(改葬)|岡山市

閉眼供養を行う

墓じまいをする霊園や寺院に改葬許可証を提示し、墓から遺骨を取り出します。しかし、ただ遺骨を取り出して終わりではありません。

 

墓は、故人の魂が宿ったものとして扱うため、建てた時はあらかじめ僧侶による開眼供養をしています。そのため、墓を処分する際は僧侶による閉眼供養(御霊抜き、魂抜き、性根抜きともいいます)を行います。

 

閉眼供養は身近な親戚や家族のみで行い、僧侶を呼んで行います。約3万円のお布施を用意し、お布施と印字された、水引がない封筒に入れてお渡ししましょう。

 

墓石は閉眼供養を行うことで、ただの「石」となり、動かしたり、処分したりできるようになります。

 

▼詳しくはこちらにも記載してあります。
お墓じまいの法要1 「閉眼供養(魂抜き)」とは?

現墓地を更地にする

閉眼供養が終わったら、現墓地から墓石を撤去し更地にします。墓石の撤去は、石材店に依頼しましょう。

 

管理の点や重機が使えるかどうかといった問題で、霊園や寺院によっては依頼できるのは指定の石材店のみという場合があります。

 

本来は複数の石材店による見積もりを比較し、費用が安く済む石材店に依頼したいところですが、指定されていて比較できない場合は、事前に詳細が分かる見積もりを出してもらうようにすると良いでしょう。

永代供養のための開眼供養を行う

開眼供養とは死者の魂を招き、仏様の開眼をお祝いするために行います。墓や位牌を新たに購入する際に行いますが、永代供養の合祀墓の場合は、どうすれば良いでしょうか。

 

永代供養の場合は、必ずしも位牌が必要というわけではないため、全ての人が対象ではありませんが、位牌を希望する場合は、やはり開眼供養が必要です。その場合は位牌堂に位牌を安置してもらった後に行いましょう。

永代供養を行う際は挨拶状を送ろう

先祖から受け継いだ墓を墓じまいし永代供養にすると、管理費を前納で一括支払いするため、墓の維持費や管理費といったものはかからなくなります。

 

永代供養を検討される方は、この記事を参考にして、墓じまいの前に親戚間でしっかり話し合いましょう。また、永代供養を行う場合は親戚など墓に関わっている方に挨拶状を書くようにしましょう。

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永代供養ナビ編集長

株式会社霊園・墓石のヤシロ 営業本部長藤橋 靖雄

【経歴・プロフィール】

1998年入社。お墓販売、商品企画を経て、多様化する供養の形に応えるサービス・霊園プロデュースだけでなく、営業企画、WEBマーケティングなど幅広い埋葬、葬送事業を担当。
また、墓じまいや終活に関する各地域の終活イベント・セミナーにも講師として登壇し、終活のお悩みごとを解決するトータルアドバイザーとしても活躍。

【掲載メディア・登壇イベント】

株式会社エイチームライフデザイン運営

【保有資格】

終活カウンセラー 2級

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