
樹木葬で人気の花

墓石のかわりに、樹木などをシンボルとする“樹木葬”。
従来のお墓とも散骨とも異なる方法として、登場以来、注目を集めてきました。人気の理由は、山や土に直接、遺骨をおさめて自然回帰が実現できる点にあります。
樹木葬には、現代的なデザインの霊園にある公園型と、昔ながらの原風景に眠る里山型があります。植えられている花の種類や、樹木との一体感を表した世界観などは、各霊園によって異なり、色々な工夫がされています。どれも素敵な樹木葬ばかりで、決められないと悩まれている方もいるのではないでしょうか。皆さん、選ばれるときのポイントは、見た目の美しさも当然ながら、植物の季節感や意味なども、重要視されているそうです。
今回は、どの花や樹木が人気なのか、樹木葬の花の種類について、ご紹介します。

樹木葬の種類
樹木葬は、自然をいかした「里山型樹木葬」と、霊園やご寺院内に整備された「公園型樹木葬」の2つに大きく分けられます。
【里山型樹木葬】

何か一つだけをシンボルにするのではなく、山全体を中心に考える埋葬方法です。霊園によっては、すでにある木々や樹木をシンボルにしたり、新しく植樹したりする場合もあります。
【公園型樹木葬】

墓地として整備された、霊園などにある公園型の樹木葬です。都市部に多くみられ、利便性が良いことが利点です。様々な種類の樹木や花をシンボルとしており、霊園風景のデザイン性の高さや、環境整備が維持しやすい点も、魅力といわれています。
樹木や花の種類

樹木葬でよく見かける花や木々、人気の高い種類を中心にご紹介します。
【樹木】
・カラマツ
夏は新緑、秋は黄金色の紅葉、冬には落葉と、四季折々の姿を見せてくれます。独特な松の葉も趣があり、盆栽などでも人気があるほど、観賞用の樹木として愛されています。
・モミジ
「日本の秋」を代表するモチーフで、サクラと同様に人気が高くなっています。12月に入ってからも紅葉が楽しめる地域もありますが、主に秋に一番美しい景色を眺めることができます。
・ポプラ
生命力が強く、短い期間でも早い成長をみせます。街の公園にも多く植樹されているため、意外と身近な存在です。地方では「ポプラ並木」が名所になるなど、並んだ姿の美しさや雄大さも魅力です。
・クスノキ
寿命が長いことから歴史を感じさせ、各地の神社では「ご神木」として信仰の対象になることが多いです。大きな風格から、あたたかさも感じられると、定番のシンボルツリーになっています。
【花の咲く木】
・ハナミズキ
春になると薄紅色の花が咲き、他にも白色や紅色の花もみられます。一般的には、4月下旬~5月上旬頃が開花時期といわれています。
主な花ことば:「返礼」「私の思いを受けてください」
・バラ
多種多様さや見た目の華やかさ、香りの良さなどから、女性に人気の花です。一般的には夏が開花時期で、季語にもなっています。
主な花ことば:「愛情」「貞節」「情熱」「あなたを愛します」
・ヤマツツジ
春になると赤色やピンク色の花をたくさん咲かせ、山全体を美しく彩ります。開花時期は春~初夏が一般的とされています。
主な花ことば:「燃える思い」「努力」
・サクラ
日本を象徴する花。春を彩る花として、男女を問わず不動の人気を誇ります。花の色も種類によって白色や濃い紅色のものまであり、花びらの大きさも様々です。新しい季節を感じさせてくれる春の桜は、日本人にとって最も馴染みがあり、昔から親しまれています。その美しさを様々な文化人が和歌に詠むなど、何千年も前から我々の心をとらえて離しません。
毎年、開花がニュースになるほど、私たちの生活に深く関わっている桜の花。開花時期がわずかなため、樹木葬で選ぶ際は、年間を通じての整備のされ方も念頭においておきましょう。
主な花ことば:「精神の美」「心の美しさ」
※花ことばは、花の種類や色、国によっても異なります。
自然に還る魅力

樹木や草花に囲まれて、安らかに眠ることができる樹木葬。美しい風景は、故人様だけではなく、お墓参りに訪れるご遺族も癒やしてくれますよね。
ヤシロでも樹木葬は人気が高く、多くのお客様からご好評いただいております。一番人気の「さくら」では、桜の木の下にご家族ごとの個別の墓碑があります。お墓参りもゆっくりとお過ごしいただけるので安心です。また一定期間を過ぎると、「なごみ霊廟」に合祀されるので、さみしくありません。墓じまいをした際に納骨するお墓としても、支持されています。
さらに、より自然と一体化したい方におすすめなのが、色彩豊かな「永代樹木葬COCORO」です。こちらは合祀されることなく、特殊な埋葬方法から、土に還ることができます。
いずれもヤシロで最も人気のある樹木葬です。充実したサービスと美しい霊園風景に満足度も高く、お喜びの声もいただいております。ぜひ一度、ご見学にお越しください。
お電話でも受け付けております
