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曹洞宗など一般的な納骨時期は?準備することやお布施などのかかる費用も解説

曹洞宗など一般的な納骨時期は?準備することやお布施などのかかる費用も解説

「曹洞宗とはどのような宗派なのだろう?」
「曹洞宗の納骨式の流れや納骨をする時期って?」
「納骨式をとり行うために準備することは?」
このように、曹洞宗の概要や、曹洞宗を含めた一般的な納骨時期について知りたいと考えている人もいるのではないでしょうか。

 

本記事では、曹洞宗の基礎知識や納骨式の流れ、納骨式をする前に準備することなどを解説しています。本記事を読むことで、曹洞宗の納骨式とはどのようなものなのか把握することができるでしょう。

 

また、納骨式に必要なものや費用なども紹介していますので、これから納骨式を控えているという人も参考にできます。

 

曹洞宗など一般的な納骨時期について知りたい人は、ぜひ本記事を参考にしてみてはいかがでしょうか。

納骨はいつまでに行うべき?

納骨の時期は、遺骨の管理者が決めることになります。そのため、いつまでに納骨を行わなければいけないということはありません。

 

しかし、一般的には、四十九日や一周忌などの法要と併せて行われるケースが多いでしょう。四十九日や一周忌であれば、親族も集まりやすいです。

 

また、法要と納骨の時期を合わせることで、参列者の負担を減らすことができます。

曹洞宗の基礎知識

曹洞宗の納骨について知るためには、曹洞宗という宗派について理解しておく必要があるでしょう。曹洞宗は禅を重んじる教えであることから、臨済宗とともに「禅宗」として括られています。

 

曹洞宗の特徴として、2人の宗祖と2つの大本山があるという点が挙げられます。ここでは曹洞宗の基礎知識を紹介しますので、参考にしてみてはいかがでしょうか。

曹洞宗の宗祖

曹洞宗の宗祖は、曹洞宗を中国から持ち帰った道元と、4代目にあたる瑩山の2人です。瑩山は日本諸国を遍歴することで庶民に禅の教えを広め、曹洞宗を飛躍させた人物です。

 

この2人はそれぞれ「高祖」「太祖」と呼ばれており、高祖である道元は曹洞宗の父、太祖である瑩山は曹洞宗の母とされています。

曹洞宗の大本山

曹洞宗の大本山は「両大本山」と呼ばれており、福井県の永平寺、横浜市の總持寺の2つがあります。永平寺は道元が開いた寺院であるため、曹洞宗発祥の地となります。

 

しかし、道元が曹洞宗を広めるために組織を作ることを否定していたため、もともと大本山とされていたのは瑩山が譲り受けた總持寺の方でした。現在では永平寺も大本山として認定されているため、両大本山と呼ばれています。

曹洞宗のお墓の特徴について

曹洞宗のお墓の形に特に決まりはありませんが、一般的には「和型墓石」と呼ばれる縦長の石を上部に乗せた普通の形のお墓が多いです。お墓の種類としては、先祖代々受け継がれている「家墓」、一つの墓に一人だけが入る「個人墓」、夫婦二人で入る「夫婦墓」の3種類があります。

 

また、お墓に刻む文字にも特に決まりはありませんが、曹洞宗の場合は「〇〇家先祖代々之墓」などの文字の頭に「円相」と呼ばれる「〇」の字を刻むことがあります。

曹洞宗だと納骨をする時期はいつ?

納骨を行う時期は、基本的にはどの宗派でも自由です。曹洞宗の場合も納骨をする時期は遺骨の管理者が自由に決めて問題ありませんが、四十九日や一周忌、三周忌などの法要の際に行われるケースが多いと言えるでしょう。

曹洞宗の納骨式の流れ

納骨式をとり行う場合、どのような流れで進むのか納骨式の流れを把握しておくことが大切です。特に、施主になる場合はどのような流れでとり行われるのか把握しておかなければ、スムーズに式を進められなくなってしまいます。

 

納骨式の流れは曹洞宗でも他の宗派でも基本的には同じです。ここでは、曹洞宗の納骨式の流れについて解説します。

  • 施主が参列者に挨拶をする
  • 納骨をする
  • 僧侶の読経の後に参列者が焼香をする
  • 会食をする

施主が参列者に挨拶をする

参列者が揃ったら、まずは施主が参列者に対して挨拶を行います。挨拶の内容としては、納骨式に参列してくれたことに対するお礼の言葉、遺族の近況報告、これからも変わらないお付き合いをしてもらいたい旨の3点を押さえておきましょう。

 

また、納骨式の後に会食の席が設けられている場合は、会食を用意している点も伝えましょう。納骨式は基本的に屋外で行われるため、参列者の体調も配慮して、施主の挨拶はできるだけ手短に終わらせることも大切です。

納骨をする

納骨の仕方は宗派や地域によっても異なります。お骨を骨壺に入れたままお墓に納める場合もあれば、骨壺から出して遺骨だけを納める場合もあります。

 

そのため、事前にどのような方法で納骨を行えばよいのか、お墓の管理者や寺院に確認しておくようにしましょう。

 

また、お墓の蓋を開けるために墓石を動かさなければいけないため、作業は石材店に依頼するのが無難です。服が汚れてしまったり、怪我をしてしまったり、お墓の構造によっては簡単に動かせないケースもあります。

僧侶の読経の後に参列者が焼香をする

納骨が完了したら、僧侶の読経が行われます。僧侶から焼香の合図があったら、施主から順番に焼香を行いましょう。

 

曹洞宗の場合は線香を1本立てることになりますが、焼香鉢の形状によっては寝かせるケースもあります。焼香の時間は参列者の人数にもよりますが、おおよそ30分~1時間程度になるでしょう。

 

参列者全員の焼香が終わったら、納骨式も終了となります。僧侶の案内に従って、ロウソクを消しましょう。

会食をする

納骨式の後に会食がある場合は、会食会場へ移動しましょう。納骨式を四十九日法要に併せて行う場合は、会食を行うことが一般的です。

 

スムーズに案内できるように、事前に座席の順番も決めておくことをおすすめします。会食には僧侶もお招きするため、まずは僧侶に座っていただき、その隣に施主が座ります。

 

会食の際には、参列者に対して法要に参列していただいたことに対するお礼の言葉をあいさつとして述べ、会食を行いましょう。

納骨式をする前に準備すること

納骨式をとり行うためには、事前にさまざまな準備が必要となります。中には用意ができるまでに時間がかかるものもあるため、納骨式の日程が決まったら早めに準備を始めることが大切です。

 

ここでは、納骨式をする前に準備することを紹介します。

埋葬許可証や墓地使用許可証を用意する

まずは埋葬許可証や墓地使用許可証を用意しましょう。納骨を行うためにはこれらの書類を墓地の管理者に提出する必要があるため、書類がないと納骨することができません。

 

人が亡くなった場合、死亡届を市町村役場に提出すると、火葬許可証が発行されます。さらに故人の遺体を火葬する際に、火葬場で火葬許可証に認印が押され、これが埋葬許可証となります。

 

埋葬許可証は納骨の前にお墓の管理者に渡しましょう。

納骨式を行う日時と参列者の人数を連絡しておく

納骨式の日時と参列者の人数を決め、読経を上げてくれるお寺に連絡を行いましょう。納骨式の日取りを決める際には、第一にお寺のスケジュールを確認することが大切です。

 

お寺の都合が付いたら、参列者の都合を確認していきましょう。葬儀の後のタイミングでお寺と参列者に納骨式の日取りを相談しておけば、スムーズに日程を決めることができます。

卒塔婆をお寺にお願いしておく

卒塔婆を立てる場合は、お寺に卒塔婆を依頼しておきましょう。卒塔婆を作成するにはある程度の時間がかかるため、納骨式に間に合うように、納骨式の2週間前までには連絡しておきましょう。

 

卒塔婆の数も、施主だけが立てる場合もあれば、親族も立てる場合があります。事前に確認しておきましょう。

石材業者に戒名の彫刻を依頼する

故人の戒名を墓石や墓誌に刻む場合は、石材業者に彫刻の依頼を行っておきましょう。彫刻には2~3週間程度時間がかかるため、納骨式の日程が決まったらすぐに連絡を行っておきましょう。

 

また、納骨式でお墓の蓋をあける作業についても、このタイミングで依頼しておくことが大切です。彫刻の依頼を行ったら、墓地の管理者や寺院にも連絡を行っておきましょう。

戒名の彫刻が終わったらお墓の下見をしておく

彫刻が終わったら、納骨式までにお墓の下見を行いましょう。彫刻の確認を兼ねて、お墓の掃除も行っておきます。

 

お墓の下見を行う際には、事前に墓地の管理者や寺院に連絡を行っておきましょう。

会食する場所の予約と引き出物を用意しておく

納骨式の後の会食は、施設内で食べられる場所があればそこで会食を行うケースが多いです。しかし、特に決まりはないため、料亭やホテルなどで行うケースもあります。

 

また、納骨式の後には参列者に対して引き出物を渡すため、引き出物も用意する必要があります。会食会場の予約と引き出物の準備は、納骨式の日程と参列者が決まってから行うことになります。

納骨式に必要なもの

納骨式で必要なものとしては、埋葬許可証や墓地使用許可証、認印、供花や供物、卒塔婆、お布施などがあります。また、納骨式に参列する場合は、メイクや髪型は派手にならないようにして、宝飾品などは最低限にしましょう。

準備するもの 埋葬許可証、墓地使用許可証・印鑑、お布施、供物、お参り道具
気をつけておくべき点 メイク、髪型は派手にならないように、宝飾品も最低限にする。

納骨式にかかる費用

納骨式にかかる費用としては、彫刻料、お布施、卒塔婆料などが挙げられます。墓石や墓誌への彫刻料の相場としては3万円~5万円、お布施は3万円~5万円、卒塔婆料は3千円~1万円程度になるでしょう。

 

なお、納骨に関する費用は平均で5万円程度、法要に関する費用としては平均12万円程度となります。

墓石の彫刻料 3万円~5万円
納骨のお布施 納骨式のみの場合は3万円~5万円、四十九日と併せて行う場合は5~10万円程度
卒塔婆料 3,000円~1万円

納骨式までに計画的に準備を進めましょう

納骨式を行う時期に関しては、明確な取り決めはありません。曹洞宗の場合も納骨式を行う時期は決まっていませんが、四十九日や一周忌のタイミングで行われるケースが多いです。

 

本記事で紹介した曹洞宗の基礎知識や納骨式の流れ、納骨式をする前に準備することなどを参考に、曹洞宗の納骨式に関して理解を深めてみてはいかがでしょうか。

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永代供養ナビ編集長

株式会社霊園・墓石のヤシロ 営業本部長藤橋 靖雄

【経歴・プロフィール】

1998年入社。お墓販売、商品企画を経て、多様化する供養の形に応えるサービス・霊園プロデュースだけでなく、営業企画、WEBマーケティングなど幅広い埋葬、葬送事業を担当。
また、墓じまいや終活に関する各地域の終活イベント・セミナーにも講師として登壇し、終活のお悩みごとを解決するトータルアドバイザーとしても活躍。

【掲載メディア・登壇イベント】

株式会社エイチームライフデザイン運営

【保有資格】

終活カウンセラー 2級

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