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手元供養にしているペットの遺骨の手入れ方法。カビが生えやすいって本当?|永代供養ナビ

手元供養にしているペットの遺骨の手入れ方法。カビが生えやすいって本当?|永代供養ナビ

手元供養をしているペットの遺骨は、手入れに関する相談も多いです。
現代はペットの遺骨を火葬する人が多いですが、それでも長年保管をしているとカビが生えるなど、気になる部分も出てくるでしょう。
 
・ペットの遺骨に定期的な手入れは必要?
・納骨堂から手元供養へ移動する時の手入れは?
・終活にあたり、ペットの手元供養もキレイにしたい

 
などなど、今回は手元供養などで長年保管していたペットの遺骨について、手入れ方法カビが生えていた時の対処法を解説します。
 

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ペットの遺骨は手入れが必要?

ペットの遺骨は手入れが必要?

●手元供養でペットの遺骨を保管するなら、手入れを定期的に行う必要があります
 
ペットの遺骨でも故人の手元供養でも、遺骨は湿気に弱くカビが生えやすいためです。
ただ「ペットの遺骨を手入れしないと、カビが生える」と言うと、下記のような声が聞こえます。
 

<ペットの遺骨の手入れ:多い勘違い>
●保管しておけば問題ない?
・火葬したのだから腐らないのでは?
骨壷に安置しておけば綺麗な状態で保存できるのでは?

 
けれども、骨壷の蓋は開け閉めができる状態です。
そのため目には見えなくても湿気などが入りこみやすく、カビが発生する原因になってしまいます。
 
そのため、夏場梅雨時期の湿気の多い日には特に気をつけなくてはなりません。
 

<ペットの遺骨の手入れ:カビの原因>
湿気が遺骨にカビを発生させる
②骨壺は密閉していない

 
カビは人体にも影響があり、飼い主の健康を害してしまう恐れもあります。
このように、遺骨でのトラブルを未然に防ぐためにも、ペットの遺骨から発生するカビの原因を徹底的に理解しておくことが大切です。
 

①湿気が遺骨にカビを発生させる

●焼骨後しばらくは、ペットの遺骨は手入れをしなくても水分もなくカビの心配もありませんが、次第に湿気が発生します
 
ペットの遺骨を火葬した場合、確かにその時は骨を焼き切ってしまうので、骨の中には水分は存在しません。
 
けれども気候などの変化によって、いずれ湿気が発生し骨壺内にも湿気が浸入します。
そうなると、ペットの遺骨にカビが生えるため、定期的な手入れが必要です。
 

②骨壺は密閉していない

●骨壺内で湿気が起きる理由には、①骨壺の開け閉めや、②結露の発生などがあります
 
骨壷に保管しておけば、汚れや湿気など開け閉めしない限り、侵入しないのでは?」との質問も多いですよね。
けれども骨壷の保存場所によって、内部に湿気が発生する可能性もあります。
 
例えば暖かい部屋にいると、窓際のガラスに結露が発生してるのを見かけたことはありませんか?
この結露も、湿気が骨壺内に生じてペットの遺骨にカビを生やす要因です。
 

<ペットの遺骨の手入れ②骨壺は密閉していない>
●「結露(けつろ)」は、暖かい水蒸気をいっぱいに含んだ空気が一気に冷やされて、飽和水蒸気量を超えることにより、余分な水蒸気が水に変わって発生します。
 
・骨壷内が冷たい/外気温が温かい…結露が発生の可能性
・骨壷内が暖かい/外気温が冷たい…結露が発生の可能性

 
このように、骨壺内と外気温の温度差から水分が発生し、カビが発生して、最終的に骨壷内部のカビが繁殖してしまう可能性もあり得る話です。
 
さらに骨壷は開け閉めが可能なので、開けた瞬間に湿気が侵入することもあります。
遺骨の保管場所には注意を払っておくと良いでしょう。
 

 

ペットの遺骨の手入れ:[1]湿気対策

ペットの遺骨の手入れ:[1]湿気対策

●ペットの遺骨を手入れする時、まずはカビが発生しないよう①湿気を取り除く、②湿気を侵入させない、対策が不可欠です
 
現在はペットの遺骨は火葬した後、粉骨や除菌ができるサービスも見受けます。
この時に、湿気対策を施してくれる業者もありますが、長く手元供養をしていると、どうしても湿気が浸入するでしょう。
 
定期的に遺骨を取り出し、湿気対策を施すことをおすすめします。
 

<ペットの遺骨の手入れ[1]湿気対策>
乾燥剤(シリカゲル)
セロハンテープやガムテープ

 
目安として湿気が強くなる梅雨明け、1年ごとにはペットの遺骨を手入れしたいところです。
骨壺から取り出して天日干しを行い、乾燥剤を入れると良いでしょう。
 

①乾燥剤(シリカゲル)

●お煎餅などお菓子などに入っている白い袋が、湿気取りができる「乾燥剤(シリカゲル)」です
 
これを骨壷の中に入れてあげることで、湿気が侵入したとしても乾燥剤(湿気剤)が吸ってくれるので骨に湿気が吸着し、カビが発生しにくくなります。
 

<ペットの遺骨の手入れ①湿気剤(シリカゲル)>
・骨壷の中の遺骨を全て取り出す
天日干しを行う(2~3時間ほど)
・骨壷の底に乾燥剤を置く
ペットの遺骨を乾燥剤の上に置く

 
ペットの遺骨の手入れ時には、乾燥剤を骨壺の底に撒いたり敷いたりしましょう。
これは性質的に湿気が下に溜まる傾向にあるためです。
乾燥剤を下に敷くことで、より効果的な湿気対策ができます。
 

②セロハンテープやガムテープ

●パッキンの代わりに、セロハンテープやガムテープを蓋と容器に触れる部分に一周巻きます
 
ペットの遺骨の手入れとしては、至ってシンプルなので簡単ですよね。
テープを巻きつけておくことで、湿気の侵入を防ぐので、カビが発生する水分から守ることができます。
 

※手元供養用の湿気対策セット「つぼピタ」は便利です。
手元供養用、ペットの遺骨手入れセット「つぼピタ」

 

ペットの遺骨の手入れ:[2]より念入りなカビ対策

ペットの遺骨の手入れ:[2]より念入りなカビ対策

●より念入りなペットの遺骨の手入れ方法に、①遺骨の真空パック、②カビ対策に適した骨壺選び、があります
 
骨壺に乾燥剤(シリカゲル)を入れて、セロハンテープやガムテープで密閉する方法は、ご自宅で今日からすぐにでもできるカビ対策ですよね。
 
ただ専門業者に依頼しても、より念入りにペットの遺骨を手入れしたい(カビ対策をしたい)のであれば、よりお金を掛けた下記のような方法も便利です。
 

<ペットの遺骨の手入れ[2]より念入りなカビ対策>
①遺骨を真空パックに入れる
気密性に優れた骨壷を使う

 
手元供養を行うのであれば、遺骨は粉骨して小さい骨壺にまとめる人が多いでしょう。
この時、粉骨した遺骨を真空パックにするセット料金が組まれることもあります。
 

①遺骨を真空パックに入れる

●食品用の真空パックを使うことで、確実に湿気から守ることができます
 
手元供養のためにペットの遺骨を粉骨した場合、粉骨時に真空パックまでセット料金で依頼することもできますが、家庭でも食品用の真空パックを利用すると良いでしょう。
 

<ペットの遺骨の手入れ①真空パック>
●一例として料金をお伝えします。
[A]業者に真空パックを依頼する
・粉骨と真空パック包装、霧箱のセット…約11,000円ほど
 
[B]家庭で真空パックを行う
・家庭用真空パック機…約6,000円ほど

 
どちらも業者や選ぶ真空パック機により金額幅は広いので、複数のものをチェックして平均的な金額で選ぶと安心です。
 

②気密性に優れた骨壷を使う

●ペットの遺骨の手入れに適した骨壺は、蓋にパッキンがついているタイプです
 
手元供養用に長期間ペットの遺骨を保管するための手入れであれば、湿気を骨壺内に侵入させないよう、蓋にパッキンが付いているタイプで、気密性に優れている骨壷などがおすすめです。
 

<ペットの遺骨の手入れ②気密性に優れた骨壷>
●一例として、下記のような金額相場の商品があります。
ミニ骨壺(2寸ほど)、シリコンパッキン付き…約3,000円

 
また真空パックをしたうえで、さらにパッキン付きの骨壺に保管する方法もあるでしょう。
前述した粉骨業者の真空パックセットのように、霧箱などに保管する方法も一案です。
 

 

ペットの遺骨にカビ発生時の、手入れ方法

ペットの遺骨にカビ発生時の、手入れ方法

●もしもカビが生えてしまったら、①天日干しや②再火葬を行います
 
万が一、ペットの骨壷にカビが発生してしまい、「カビだらけになってしまった…」というケースも少なくはありません。
その時は、以下の2点を試してみましょう。
 

<ペットの遺骨の手入れ:カビ発生時の対処法>
天日干しする
新たに火葬する(再火葬)

 
ペットの遺骨の手入れとして、天日干しは家庭でもできるため、仮にカビが生えていない状態でも定期的にカビ予防対策として行う人は多いでしょう。
けれども新たに再火葬するには業者へ依頼しなければならず、料金も掛かります。
 

①天日干しする

●天気の良い日に天日干しにより「日光消毒」をして、繁殖を抑えましょう
 
カビは日光に弱い性質があり、微少のカビであれば天日干しによる日光消毒でも充分です。
ブルーシートなどを庭に敷き、その上にペットの遺骨を並べて手入れをしましょう。
 

<ペットの遺骨の手入れ①天日干し>
カビの繁殖を抑える
微少のカビを日光消毒する

 
天日干しの時間は半日(数時間)ほどで良いですが、雨などの湿気には弱いので、天気にはよくよく注意が必要です。
 

②新たに火葬する(再火葬)

●ペットの遺骨に頑固に根付いてしまったカビは、高温で再火葬をして死滅させる方法があります
 
カビだらけになってしまい、天日干しでもどうする事もできなくなってしまった場合は、新たに火葬するのがいいでしょう。
根付いてしまっているカビでも火葬する事でカビを焼き切って除去してくれます。
 
ただし一般的にペット専用火葬場では再火葬の案内を積極的に行っている施設が少ないため、自分で電話をして問い合わせなければなりません。
 

<ペットの遺骨の手入れ②再火葬>
ペット専用火葬場に直接電話をする
・再火葬の料金を確認する
・遺骨の粉骨(パウダー加工)で再火葬が付くケースもある

 
近年は手元供養用にペットの遺骨を粉骨(パウダー加工)を依頼することがありますが、依頼時に遺骨にカビが生えていた場合、再火葬をしてから粉骨(パウダー加工)を施す業者も多いでしょう。
 

※ペットの粉骨(パウダー加工)の一例
・小型犬~35kgほどの大型犬…約7,000円(容器無し)ほど

 

 

最後に

以上、今回はペットの遺骨を長期保管する場合の手入れ方法をお伝えしました。
 
現代は亡くなったペットの遺骨を人と同じように火葬する流れが一般的ですが、火葬をした遺骨でも、ペットや人の遺骨かどうかは関係なく、長期間保管をすることでカビが生じることは多いです。
 
ペット専用の火葬施設やパウダー加工(粉骨)業者などへ相談して、最初に真空パックなどの適切な処置を行うと良いでしょう。
 
喉仏など一部を家庭で保管して手元供養とし、残りをペット専用の合祀墓へ合祀埋葬する方法でも、日々の供養をしながら、ペットの遺骨の手入れも楽にできます。
 
 
まとめ

ペットの遺骨はカビが生えやすい
●定期的な手入れ
・天日干しでカビの繁殖を抑える
・乾燥剤(シリカゲル)を底に入れる
・蓋部分をテープで密着する
 
●より丁寧な手入れ
・真空パックをする
・シリコンパッキン付きの骨壺に入れる
 
●カビが生えてしまったら
・天日干しで日光消毒
・再火葬でカビを死滅させる
 
●パウダー加工(粉骨)がおすすめ
・カビがあれば再火葬
・パウダー加工(粉骨)
・真空パック

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永代供養ナビ編集長

株式会社霊園・墓石のヤシロ 営業本部長藤橋 靖雄

【経歴・プロフィール】

1998年入社。お墓販売、商品企画を経て、多様化する供養の形に応えるサービス・霊園プロデュースだけでなく、営業企画、WEBマーケティングなど幅広い埋葬、葬送事業を担当。
また、墓じまいや終活に関する各地域の終活イベント・セミナーにも講師として登壇し、終活のお悩みごとを解決するトータルアドバイザーとしても活躍。

【掲載メディア・登壇イベント】

株式会社エイチームライフデザイン運営

【保有資格】

終活カウンセラー 2級

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