
ビル型の自動搬送式納骨堂を利用するメリットとは?永代供養についても紹介

「ビル型のお墓ってそもそも何?」
「納骨堂は知っているけど自動搬送式ってどういうもの?」
このように、お墓をどうしようか考えている方の中には、ビル型の自動搬送式納骨堂と言われてもピンと来ないという方もいるのではないでしょうか。
今回の記事では、ビル型のお墓である自動搬送式納骨堂についての詳しい内容に加えて、自動搬送式納骨堂のメリットやデメリット、利用する際に必要な準備や利用方法、そして費用関連とおすすめの納骨堂や霊園について紹介しています。
この記事を読むことで、ビル型自動搬送式納骨堂についての知識や、おすすめの霊園や納骨堂について把握できます。お墓選びの際にはそれらの知識を元に、希望に合ったお墓を選べるようになるでしょう。
お墓選びで悩んでいる方は、ぜひこの記事をチェックしてみてください。
ビル型のお墓「自動搬送式納骨堂」とは
「自動搬送式納骨堂」とは専用のカードを使い、機械式で遺骨を呼び出せるシステムの納骨堂のことです。「機械式納骨堂」と言う場合もあります。
自動搬送式納骨堂はビル型に限りませんが、地価の高い都市部においては、ビル型で土地面積を広く使わないタイプの自動搬送式納骨堂が増えています。都市部にお住まいの方にとっては、納骨堂と言うとビル型の自動搬送式納骨堂が思い浮かぶことが多いのではないでしょうか。
自動搬送式納骨堂が持つ仕組み
ビル型の自動搬送式納骨堂は、機械によって制御されている納骨堂のことを指します。
似たような仕組みで分かりやすい例を挙げるとするなら、機械式駐車場でしょう。機械式駐車場は狭いスペースに効率よく駐車するための設備ですが、自動搬送式納骨堂も同じようにコンパクトに遺骨を収納しています。
都市部で導入が進んでいるビル型の自動搬送式納骨堂とはどういうものなのか、その仕組みを紹介します。
遺骨が保管される仕組み
自動搬送式での遺骨は骨壺や骨袋に入れて厨子に納められ、納骨堂のバックヤードにある高層の収納棚に保管されていることが一般的です。厨子の入った高層の収納棚が上にも横にも広く並んでいる姿を想像すると、分かりやすいのではないでしょうか。
参拝に来る方がいない間は、遺骨はそれぞれの厨子の中に入ったまま保管されています。他の方の遺骨と混ざったり、他人に遺骨を荒らされたりするようなことはありません。
遺骨が搬送される仕組み
収納棚の厨子に納められた遺骨は、参拝の際に「スタッカークレーン」といった機械を使い参拝ブースまで搬送される仕組みとなっています。
参拝者がビル型の自動搬送式納骨堂を訪れた際、専用のカードをかざすことで機械制御されたスタッカーレーンが稼働し、該当の厨子を参拝ブースに搬送します。参拝が終われば、またスタッカーレーンによって元の位置に戻されるでしょう。
自動搬送式納骨堂における永代供養とは
永代供養とは家族や親族ではなく、寺院や霊園がお墓の維持や管理、供養をしてくれる供養方法のことです。自動搬送式納骨堂の場合は遺骨の維持や管理を施設にお願いすることになるため、永代供養が含まれていると考えてよいでしょう。
従来のお墓の場合、どうしてもお墓の維持や管理に手間がかかっていました。永代供養の自動搬送式納骨堂であれば、維持や管理、供養を任せられるという魅力があります。
自動搬送式納骨堂の9つのメリット
ここでは、自動搬送式納骨堂のメリットについて紹介します。
とくに、都市部において自動搬送式納骨堂のお墓が増えているのは、従来のお墓と比べて多くのメリットがあるためでしょう。先祖代々のお墓の維持や管理が難しくなったり、お墓の跡継ぎがいなかったりすることも影響していると考えられます。
自動搬送式納骨堂の在り方が、現代人のニーズに合っているとも言えるでしょう。
- 参拝のための設備が充実している
- アクセス性が良い
- 初期費用を節約できる
- 掃除の必要がない
- 参拝の持ち物が必要ない
- 季節や天候を気にしなくて良い
- セキュリティが万全である
- ウイルス感染症対策を徹底している
- 墓じまいの必要がない
1:参拝のための設備が充実している
自動搬送式納骨堂ということで参拝がきちんとできるか不安、という方もいらっしゃるでしょう。しかし、自動搬送式納骨堂では参拝のための設備として、参拝ブースがしっかりと設けられています。
個別に参拝できるように参拝ブースが複数設けられていたり、故人の写真や名前が掘られた銘板が共に現れるようになっていたりするなど、参拝のための設備が充実しているところが多いでしょう。
2:アクセス性が良い
自動搬送式納骨堂のメリットの1つとして、駅から徒歩数分の圏内にあることが多く、アクセス性が非常に良いことが挙げられます。
都市部に住んでいる方が参拝に行く際は、お墓が地方にあれば長時間の移動が必要になる場合もあり、往復するとなるととても大変です。
しかし、自動搬送式納骨堂であれば都市部に立地していることや、駅に近いといった特徴があります。参拝に行くとしても移動時間は短く、車が必要ないなどアクセス性が良いでしょう。
3:初期費用を節約できる
自動搬送式納骨堂であれば、新たなお墓のために墓石を建てる必要がないため、お墓にかける初期費用を節約できるというメリットがあります。
従来のようにお墓を新たに建てようとした場合は、墓地として使用する土地を用意したり墓石を建てたりする必要がありますが、自動搬送式納骨堂であればそれらの費用が不要です。
また、永代供養の場合は永代供養料がかかりますが、それでも墓石を用意するより節約できる場合が多いでしょう。
4:掃除の必要がない
従来のお墓であれば、参拝の際にはまず草むしりや掃除からということが多いでしょう。自動搬送式納骨堂では、遺骨はバックヤードの収納棚の中に納められており、そこから遺骨を取り出してもらうだけで参拝することができます。
参拝ブース周りの維持や管理は施設側が行ってくれるため、自分たちでお墓掃除などの維持管理をする必要がないというのが、自動搬送式納骨堂の特徴の1つです。
5:参拝の持ち物が必要ない
従来の参拝では、お花や故人の好物などを持って行き、お供えするイメージを持つ方が多いのではないでしょうか。自動搬送式納骨堂の場合、参拝ブースのお花やお供え物は施設側が用意してくれる場合があるため、参拝の際に自分たちでわざわざ持って行く必要がないことがメリットとなります。
手ぶらで参拝できるため、思い立ったらすぐに参拝できることもメリットでしょう。また、参拝のたびにお花やお供え物を買う必要がないことから、費用も節約できるでしょう。
6:季節や天候を気にしなくて良い
自動搬送式納骨堂は屋内施設であるため、季節や天候を気にせず参拝に行けるというメリットがあります。
従来のお墓であれば、雨が降っていれば雨の中で参拝しなければなりません。風の強い日には、お線香を立てることが難しいといったこともあるでしょう。しかし、自動搬送式納骨堂であれば、雨や風を心配する必要はありません。
屋内施設で空調もしっかりしているため、暑い日や寒い日でも気にすることなくお参りできるでしょう。
7:セキュリティが万全である
自動搬送式納骨堂では、専用のカードを使って呼び出すまでバックヤードに遺骨が納められており、他人が勝手に遺骨を呼び出せないため、セキュリティが万全と言えるでしょう。
従来のお墓は墓地にそれぞれのお墓が並んでいます。その場合は、自分たちのお墓に他人が何かすることも可能でしたが、自動搬送式納骨堂ではそれはできません。専用のカードを持っている方のみが、故人の遺骨を呼び出すことができます。
カードを持たない方への対応は、施設によって異なります。専用のカード保持者以外は参拝できない場合や、氏名や故人との関係性を伝えることでお参りできる場合があるでしょう。
8:ウイルス感染症対策を徹底している
自動搬送式納骨堂は屋内施設であるため、ウイルス感染症について予防対策を徹底しているところが多いというメリットがあるでしょう。
具体的なウイルス感染症予防対策として、備品の消毒や清掃の徹底、定期的な換気の実施、スタッフのマスク着用や検温などが行われています。また、見学時の混雑を避けるため、予約制やオンライン見学を導入しているところもあります。
安心して参拝や見学ができるように、屋内でも密にならないための徹底した対策がとられているでしょう。
9:墓じまいの必要がない
自動搬送式納骨堂の場合は安置期間が過ぎた遺骨はまとめられ、改めて合祀墓に埋葬されることになるため、墓じまいをする必要がないことがメリットと言えるでしょう。
通常のお墓であれば、お墓は墓じまいしなければずっとお墓として存在しており、維持や管理する必要がでてきます。いざ墓じまいするとなっても、家族や親族、寺院とトラブルが起こることもあります。
しかし、自動搬送式納骨堂であれば安置期間後に合祀されることが決まっているため、墓じまいでトラブルが起こる可能性をなくせるというメリットがあるでしょう。
自動搬送式納骨堂の7つのデメリット
自動搬送式納骨堂は、忙しい現代人や利便性・快適性・効率性を求める人にとって、理想的なお墓の形の1つでしょう。しかし、まったくデメリットが存在しないという訳ではありません。
自動搬送式納骨堂を選んだ場合、自動搬送式納骨堂ならではのデメリットが発生する可能性があるでしょう。ここでは、7つの代表的なデメリットについて紹介します。
1:ICカードがなければ参拝できない
自動搬送式納骨堂では、専用のICカードがない方はお墓参りできない場合があります。
従来のお墓であれば、墓地に出向けば血縁関係にない方でも気軽にお墓参りできます。しかし、自動搬送式納骨堂の場合はICカードで遺骨を呼び出す形になるため、ICカードを持っていなければ遺骨を前にすることが難しくなるでしょう。
2:費用が高額な施設がある
前述の通り、自動搬送式納骨堂であれば墓石は必要ないためその費用を節約することができますが、都市部にあるビル型の自動搬送式納骨堂で、最新式の機械を導入しているといった場合には、費用が高額になる施設もあるでしょう。
自動搬送式納骨堂ならば必ず安い、という訳ではないことに注意が必要です。
3:年間管理費も必要となる
ビル型の自動搬送式納骨堂を利用する場合、永代供養料といった費用の他に年間管理費が必要になるケースもあります。
ビル型やマンション型の自動搬送式納骨堂は、建物を管理する費用や遺骨管理のための機械のメンテナンス費用として、年間管理費用が発生する場合があります。年間の管理費は約1万円が相場ですが、毎年あるいは初期費用としてまとめて支払う必要があるでしょう。
4:納骨可能な遺骨の数に限りがある
自動搬送式納骨堂の場合、その多くは厨子に納骨可能な遺骨の数が最初から決められています。
自動搬送式納骨堂では、骨壺に入った遺骨は厨子に入れられバックヤードの高層の収納棚に納められており、厨子に入らない分の遺骨は納骨できないということになります。
従来のお墓とは異なり、自動搬送式納骨堂は数が限られることに注意が必要です。
5:建物の老朽化による弊害が起こりうる
ビル型やマンション型の自動搬送式納骨堂は、建物や機械が老朽化の影響を受けて、やがて参拝できなくなるといった弊害が起こる可能性があります。
建物が老朽化し改修工事や大規模な修繕工事が必要となった際には、新たに改修費用や修繕費用が掛かる可能性もあるでしょう。ビル型やマンション型の自動搬送式納骨堂を購入する際は、建物や機械はいつまでも最新ではなく、やがて老朽化することを念頭においておきましょう。
6:他人の遺骨と合祀になる
自動搬送式納骨堂を利用する場合、安置期間を過ぎた遺骨は他人の遺骨と一緒に埋葬され、合祀されることがデメリットと感じる方もいるでしょう。
家族や親族の墓はいつまでも個別に安置しておきたいという方にとっては、いずれ合祀されるということが大きなデメリットになってしまいます。しかし、安置期間が過ぎた後なら構わないという考え方であれば、それほどデメリットにはならないでしょう。
7:混雑時は待たなくてはならない
自動搬送型の参拝ブースは共有スペースで数が限られているため、参拝者が多く混雑している時には順番を待たなければならないことが、デメリットになるでしょう。
遺骨がたくさん預けられている施設でも、参拝ブースはそれほど多くは用意されていない場合があります。とくに、お彼岸やお盆といった時期には通常よりも参拝する人が増えるため、自分の番まで長時間待たされる可能性があるでしょう。
自動搬送式納骨堂を利用する際に必要な準備
自動搬送式納骨堂を利用する前に、調べておきたいことを紹介します。
後で希望通りでないことに気づいて後悔しても遅いため、利用する前に準備としてしっかり調べておきましょう。
1:追加費用を事前に問い合わせる
自動搬送式納骨堂の場合は、年間管理費がかかる可能性が高いことに注意しましょう。あらかじめ、利用前に追加費用が発生するかどうか、発生するとしても毎年どの程度の費用なのかを事前に問い合わせておきましょう。
施設が老朽化した際の対応についても調べておくことをおすすめします。自動搬送式納骨堂を利用する前に、費用面についてしっかり調べておきましょう。
2:駐車場があるか確認する
自動搬送式納骨堂へのアクセス方法や、駐車場の有無についても確認しておきましょう。ビル型の自動搬送式納骨堂は都市部によく見られますが、都市部の場合は地価が高いこともあり駐車場がないところが多いことに注意が必要でしょう。
可能であれば、利用する前に実際に行ってみて、アクセス方法や駐車場の有無、規模などについて確認しておきましょう。
3:法要に関しての制限を確認する
永代供養つきの自動搬送式納骨堂でも個別に法要が可能となっているところは多いですが、人数や日時など、法要の際に制限が設けられている場合があるため、確認しておきましょう。
自動搬送式納骨堂の多くに礼拝堂や法要ルームがあるため、そちらを利用して個別に法要できるでしょう。しかし、入室できる人数に制限があったり、混み合う日程には利用できなかったり、法要をお願いできる住職が決まっているところがあります。事前に確認しておきましょう。
自動搬送式納骨堂の利用方法
それでは実際に、自動搬送式納骨堂の利用方法を紹介します。
自動搬送式納骨堂と聞いて利用方法に不安を覚える方もいるでしょうが、とくに難しいことはありません。施設にはスタッフが常駐しているため、スタッフに利用方法を聞くことも可能です。
納骨の仕方
自動搬送式納骨堂で納骨する際は、納骨専用の参拝ブースや参拝室にて納骨法要を行える場合が多いでしょう。ほとんどの参拝ブースはそれほど大きくありませんが、参拝室が広く作られている施設では座って納骨法要できることがあります。
納骨では遺骨の入った骨壺を厨子に入れます。その後、厨子は機械によってバックヤードの専用スペースに収納されます。
お参りの手順
ここでは実際に、ビル型の自動搬送式納骨堂でお参りする手順について紹介します。
それぞれの施設によって多少の違いはありますが、大きくは変わりません。疑問点がある場合は、利用する自動搬送式納骨堂に問い合わせて確認することをおすすめします。
参拝ブースの選択
ビル型の自動搬送式納骨堂に入ったら、まずは受付カウンターに家族専用のカードをかざし、空いている参拝ブースの中から利用したい参拝ブースを選択します。
施設によっては、参拝者が参拝ブースを選択できない場合があるでしょう。その場合は、受付のモニターなどで参拝ブースを指定されるため、指定された参拝ブースに向かいます。
参拝ブースへ進行
受付で選択した、または指定された参拝ブースに向かうと、厨子に入った遺骨が運び出されて参拝ブースにセットされます。
参拝ブースは専用スペースの中に複数あることが多いです。選択した、あるいは指定された参拝ブースを間違わないように気をつけて向かってください。向かっている間に、指示を受けた機械が厨子を参拝ブースまで運んできてくれます。
お参りの開始
参拝ブースの扉が開いたら、お参りを開始できます。普通のお墓参りと同じようにお参りしましょう。
参拝ブースにお花やお供え物ができるスペースがある場合は、そちらにお供えしてからお参りしましょう。ただし、多くの自動搬送式納骨堂ではお花やお供え物は最初から参拝ブースにセットされています。そのため、手ぶらでお参りしても問題ないことがほとんどでしょう。
ブースを閉じて終了
お参りを終えた後は、扉を閉めたりボタンを押したりしてブースを閉じて終了します。ブースの閉じ方はそれぞれの自動搬送式納骨堂によって変わってくるため、あらかじめ確認しておきましょう。
お花やお供え物を参拝ブースに供えた場合は、ブースを閉じる前に片づけておく必要があります。参拝ブースに残しておくことはできないため、きちんと持ち帰るようにしましょう。
自動搬送式納骨堂の費用関連
自動搬送式納骨堂に掛かる費用に含まれている項目や、値段の相場について解説します。
自動搬送式納骨堂の費用相場は様々です。収容人数や施設のある土地の地価、最新式の機械を導入しているかどうかなどで費用相場は大きく変わってきます。
また、多くの自動搬送式納骨堂に永代供養がついていますが、その場合は永代供養料も費用の中に含まれることに注意しましょう。
費用に含まれる項目
自動搬送式納骨堂を契約する際に請求される費用の項目は、主に「納骨堂の使用料」「永代供養料」「年間管理費」となっています。
納骨堂の使用料や永代供養料は一括で支払うことが多く、初期費用と考えてよいでしょう。
年間管理費については、契約した安置期間内の年間管理費を一括で支払う場合もあれば、初年度のみの年間管理費だけが含まれている場合もあります。年間管理費が初年度分しか含まれていない場合は、この後も追加費用が発生することになります。
収骨可能人数から見る値段相場
自動搬送式納骨堂の値段相場は遺骨一基について約20万円~150万円と、施設やタイプによってかなりのバラつきがあるでしょう。
タイプを例として挙げると、1人用タイプで約20万円、パートナータイプの2人制限で約70万円などがあります。
多人数用としては、人数無制限で約100万円(維持費は別)というタイプもあります。多人数の納骨をした場合、1人で申し込むよりもさらに安くなる可能性があるでしょう。
おすすめの自動搬送式納骨堂や霊園5選
ここでは、とくにおすすめの自動搬送式納骨堂や霊園について紹介します。
しっかり管理されていて、都市に近い霊園や自動搬送式納骨堂を5つ選びました。どこを選べばよいのか分からないという方は、ぜひ参考にしてみてください。
1:ヤシロが運営するメモリアルパーク・霊園
「ヤシロ」は供養のことならなんでもお任せできる、葬送トータルサービスを提供している会社であり、メモリアルパーク・霊園や、自動搬送式納骨堂の堂内墓地を運営しています。
安価でもしっかりとした手厚い供養で、永代供養だけでなく樹木葬やペットと一緒のお墓、墓じまいのサービスも行っています。堂内墓地は全て駅近で永代供養つきとなっており、お葬式も行える施設や津波避難ビル認定された施設もあるなど、堅牢なビルとなっているのが特徴です。
堂内墓地では1人用や2人用、人数無制限タイプなど様々なタイプが用意されており、家族で入りたいという方にもおすすめとなっています。
2:慶應寺 目黒御廟
「慶應寺 目黒御廟」は目黒駅から徒歩約3分という好立地にある、自動搬送式納骨堂です。永代供養がついており、ベーシックプラン・スタンダードプラン・ラグジュアリープランの3プランから選べるようになっています。
遺骨は遺骨収蔵厨子に納められ、厨子の中には約8人分が収納可能となっています。夫婦や家族といった複数で利用したい方におすすめです。
近隣には自然教育園や庭園美術館といった施設も充実しています。
3:向島 たから陵苑
「向島 たから陵苑」は東武スカイツリーラインの東向島駅から徒歩約3分、東京駅からも約30分の場所にある自動搬送式納骨堂です。
永代供養付きで、ペットも納骨可能というのが特徴でしょう。館内に約束事はありますが、ペット同伴での見学や法要も可能です。同じ厨子にペットと共に納骨できるため、ペットと一緒に眠りたいという方におすすめでしょう。
プランは、参拝ブースが一般用かペット&ファミリー用かなどで分けられています。厨子の大きさは骨壺約2人分ですが、遺骨を小さくできる場合は約8人分まで納骨が可能です。
4:吾妻橋 天空陵苑
「吾妻橋 天空陵苑」は浅草駅から徒歩約8分、本所吾妻橋駅から徒歩約2分という都心に建つ自動搬送式納骨堂です。事業主体は日蓮宗の宗教法人法華寺ですが、宗旨・宗派は不問となっています。
プランは1人用や夫婦用、家族用などがあります。厨子の大きさは大きな骨壺で約2人分となっていますが、小さな骨壺であれば約8人分まで収納可能です。
5:伝燈院 赤坂浄苑
「伝燈院 赤坂浄苑」は丸ノ内線の赤坂見附駅から徒歩約2分、千代田線赤坂駅から徒歩約5分といった好立地にある自動搬送式納骨堂です。伝燈院 赤坂浄苑では、宗教・宗派は自由となっています。
「松風」と「羽衣」という永代供養付きのプランがあり、遺骨の収納人数に制限はありません。しかし、厨子の大きさは決まっているため、大きな骨壺であれば約2人分、一般的な大きさの骨壺で約4人、骨袋で約8人分収納可能でしょう。
ビル型タイプ以外の納骨堂の種類
納骨堂とは、屋内に遺骨を収蔵する施設のことです。ビル型の自動搬送式だけではなく、他にもロッカー式や位牌式などの種類があり、どのようなタイプでも基本的には屋内施設となっています。
ここでは、ビル型の自動搬送式納骨堂以外の納骨堂の特徴について紹介します。
棚式の特徴
棚式の納骨堂は、並べられた棚の中に遺骨を納めるタイプの納骨堂です。納骨堂の中でもとてもシンプルなタイプで、供養のための費用程度しか掛からない場合が多いため、安価で利用しやすいという特徴があります。
装飾された棚を使用しているところもありますが、シンプルな棚が並んでいるだけのタイプもあります。ロッカー式とよく似たタイプと言えるでしょう。
ロッカー式の特徴
ロッカー式の納骨堂とは、コインロッカーのようなロッカーを並べ、その中に遺骨を収納しているタイプの納骨堂です。棚式とよく似ていますが、ロッカー式の場合は扉が付いたロッカーがたくさん並んでいるという特徴があります。
ロッカー式納骨堂では、ロッカーの前で参拝することはあまりありません。他に参拝のための共有スペースが用意されていることがほとんどでしょう。
位牌式の特徴
位牌式納骨堂は位牌をシンボルとして置き、遺骨はその周囲に安置しているタイプの納骨堂となります。位牌式の特徴は、位牌を飾っておけるスペースがあることです。その他は、棚式とあまり変わらないでしょう。
法要などの際には位牌が共用の祭壇に置かれ、供養されることになります。遺骨の収納だけでなく故人の位牌を飾っておきたい方は、こちらのタイプがよいでしょう。
仏壇式の特徴
仏壇式は納骨堂の中にそれぞれ個別に仏壇があり、その下部の収納スペースに遺骨を安置するタイプです。仏壇があるため、そちらに位牌を置いたりお花やお供え物を置いたりすることができるようになっています。
他の方の仏壇も並んでいるためあまりスペースはありませんが、小さめの法要であればその仏壇の前で行えるでしょう。納骨堂の中でもかなりのスペースをとるタイプであることから、費用は高くなる傾向にあります。
永代供養にはマンションビル型納骨堂の利用を検討しましょう
近年、お墓の在り方はかなり変わってきました。忙しい現代人にとっては地方のお墓よりも、永代供養のついたマンション型やビル型の自動搬送式納骨堂の方が利用しやすいでしょう。
屋内にあることやお墓のセキュリティが保たれることなど、自動搬送式納骨堂には多くのメリットがあります。事前に必要な準備を確認し、ビル型の自動搬送式納骨堂の利用を検討してみましょう。
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