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永代供養で起こりうるトラブルとは?問題が起きないためのポイントを解説

永代供養で起こりうるトラブルとは?問題が起きないためのポイントを解説

「永代供養について知りたい!」
「永代供養で気をつけるポイントは?」
「どんなトラブルがあるの?」
このように永代供養について考えている方には様々な疑問や不安があるのではないでしょうか。

 

本記事では永代供養の種類や特徴の他に、起こりうるトラブル、そのトラブルを防ぐためのポイントについて紹介しています。

 

この記事を読むことで、起こりやすいトラブルの詳細を知ることができるため、事前に様々な準備ができるようになるでしょう。永代供養のメリットについても併せて紹介しているため、永代供養について不安を抱えている人にとっても役立つ内容となります。

 

永代供養について知りたい人や改葬のトラブルを避けたい人は、ぜひチェックしてみてください。

永代供養の種類と特徴

トラブルを防ぐために、永代供養の種類や特徴を把握するのは大切です。それぞれの特徴と共に、お参り方法や立地などを加味して供養場所を選んでいきましょう。永代供養の場所は主に次の4種類があります。

個別集合型

個別集合型のお墓とは、遺骨を一か所に集めて弔う方式で、いわばお墓の集合住宅のようなものです。

 

合祀墓と似ていますが、「個別」と名のつく通り、遺骨は家族や夫婦ごとに分かれて安置されます。合祀墓だと他の人と一緒に弔われることが気になる、という方にはおすすめの方式です。

合祀墓

合祀墓とは、ひとつの霊廟やお墓に、多くの方と一緒に埋葬される方式です。この場合の「多くの方」とは、家族以外の不特定多数の方々を意味します。

 

「孤独ではないので安心できる」と感じる場合と、「見知らぬ人と一緒にお墓に入るのはいや」と感じる場合があるため、人によって受け止め方が違う点に注意が必要です。

 

また合祀墓は通常、遺骨を取り出すことが難しいため、後から改葬したくてもできないことも重要なポイントです。

納骨堂

納骨堂とは、屋内に設けられた個別の仏壇などに安置する方式です。上述した個別集合型は屋外型の永代供養墓の場合もありますが、納骨堂の場合は屋内であることがほとんどです。

 

納骨堂は、お墓が雨にさらされる心配もなく、屋内で参拝できることも魅力的です。しかし、維持費が毎年かかったり、納骨する人数によって費用が変動したりしやすいため、契約時にしっかり確認することが大切です。

樹木葬

樹木葬とは、文字通り樹木の周囲に遺骨を埋葬する方式です。樹木葬は、墓石を準備しなくても済むため、費用を抑えやすいという利点があります。

 

樹木葬の中には、樹木ではなく草花を植える場合もあります。比較的歴史が浅い埋葬方法ではありますが、近年急速な広がりを見せている永代供養のひとつです。

 

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永代供養で起こりうるトラブル【システム編】

まずはシステム面において永代供養で起こりうるトラブルを紹介します。永代供養のシステムをしっかりと理解しないまま契約すると、トラブルに発展してしまうため注意しましょう。

 

主に「永代供養にわたって」という表現方法を永遠と勘違いしたり、分骨や改葬できないことを知らなかったりと親族間で問題となる場合もあります。また、宗派の違いにより、今までのお墓参りと同じようにできなかったということも少なくないです。

「永代」と「永遠・永久」を混同している

永代供養でよくある誤解として「永遠に供養してもらえる」というものが挙げられます。永代供養には期限が設けられている場合がほとんどです。この点には十分に注意しましょう。

 

また、自分では理解していても家族・親族の中には誤解している方もいる可能性があります。自分だけの知識とせず、関係者全員とこの点を共有しておくと、話し合いがスムーズになるでしょう。

供養方法が宗派と異なる

永代供養の方法は、宗教・宗派を問わず募集している場合が多いため、自分たちが信仰している宗派と供養の方法が違うこともありえます。どうしても気になる場合は、同じ宗派の寺院を選ぶことが最適です。

 

また、永代供養を依頼する寺社によっては、檀家制度へ入檀することを求められる場合もあります。檀家とは、お布施などを払って寺院を支える制度を意味します。

 

どうしても檀家への入檀が難しい場合は、神社での永代供養もおすすめです。神社は檀家制度を設けていないことが多いため、選択肢のひとつとして検討してみましょう。

合祀されると改葬や分骨ができない

合祀されると、遺骨を取り戻すことは難しくなります。そのため、合祀後の分骨や改葬も難しくなる、という点は再度理解しておきましょう。

 

合祀は一度行うと取り返しがつきません。永代供養は期間を過ぎれば合祀されることを念頭に置いて、家族・親族間全員の合意が取れたか、合祀となっても後悔しないか、改めて確認しましょう。

施設が閉鎖される可能性もある

永代供養を依頼した施設などが倒産したり閉鎖してしまったりする可能性もあります。

 

「墓地、埋葬等に関する法律」により、納骨堂や火葬場を経営する際には都道府県知事の許可が必要になります。また、その逆で、施設を変更・廃止する場合にも都道府県知事の許可が必要です。

 

そのため、施設が倒産してしまったとしても、突然無断でお墓を移動される、という可能性は低いでしょう。しかし、他の経営者に引き継がれた場合、使用料が値上げされる可能性があります。

 

登記上の経営者が宗教法人であっても、実際は石材店などの民間会社が運営している霊園などは倒産リスクについて留意しておきましょう。

 

出典|参照:墓地、埋葬等に関する法律(昭和23年5月31日法律第48号)|厚生労働省

お供え・線香をあげることができないケースもある

永代供養をしている場所の中には、お供物や線香をあげることができないケースがあります。納骨した後に、お供物や線香をあげたいと考えている人にとっては戸惑ってしまうでしょう。

 

場所によってはお供え・線香を受け入れている場所もあります。故人にお供えできるところ、大きな供物台にお供えするところなど様々であるため、事前に確認しておくとトラブルを防げるでしょう。

檀家にならなければいけないケースもある

永代供養を選ぶメリットのひとつとして、宗派や壇家を気にせずに済むというものがあります。しかし、施設によっては壇家にならなければならないケースもあるため、資料にはしっかりと目を通しておきましょう。

 

このポイントを見逃してしまうと、のちにトラブルに発展しやすいため注意する必要があります。

永代供養で起こりうるトラブル【料金編】

次に、永代供養で起こりうるトラブルの料金編を紹介します。契約時に把握していた金額と違っていたり、費用が別途かかってしまったりといったトラブルは少なくありません。

 

契約時の確認漏れによる料金トラブルを防ぐためにも、しっかりと内容を把握しておきましょう。

永代供養の種類によって費用は大きく違う

まずは永代供養の種類によって費用が異なることを把握しておきましょう。そしてその契約内容の内訳に、どのような費用が含まれているのかも確認する必要があります。

 

種類によっては管理費として定期的に請求されたり、回忌法要のお布施が必要になったりする場合があるでしょう。生前契約になると、納骨までの維持費を支払う必要があります。

 

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別途必要経費がかかることもある

経費を抑えられるという理由で、永代供養を選ぶ人もいるでしょう。経費を抑えられるはずだった場合でも、建て替えや改葬により別途経費がかかる場合があります。

 

別途経費が必要となるのか、契約内容に別途経費がかかるのはどのような場合なのかを事前に確認しておくことが大切です。永代供養においても、契約人数が増えれば増えるほど経費はかかります。

 

永代供養のシステムを把握できずに、料金トラブルに発展することもあります。

永代供養で起こりうるトラブル【親族編】

家族、親族同士でも価値観の違いは出てくるのは自然なことです。まずは契約時にしっかりと周囲に相談することが大切です。

 

家族や親族間で発生しやすい永代供養のトラブルを紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。起こりうるトラブルを事前に把握することで、対策を練ることができるでしょう。

家族や親族が永代供養に反対している

永代供養の考え方について反対している家族や親族と、トラブルに発展してしまうことがあります。永代供養というシステムに対して、違和感を抱く人も少なくありません。

 

システマチックな納骨方法を受け入れられない、多くの遺骨と共に納骨されることが納得できないなど理由は様々です。家族や親族が納得できるよう、早い段階で相談する必要があります。

 

長年に渡り受け継がれているお墓では、多くの人々が愛着をもっています。そのお墓を相談なく永代供養するとトラブルに発展してしまうでしょう。

生前契約を周囲に知らせていなかった

生前契約を行う施設も多くあります。本人が理想とする埋葬方法を選択でき、遺族の負担も軽減できるというメリットがありますが、注意しておきたいポイントもあります。

 

それは生前契約したことを周囲に伝えていないことから契約時の書類が遺族に渡っていない、書類を紛失してしまったというケースです。生前契約を周囲が知らないことにより、遺族と施設側とでトラブルに発展してしまう場合があります。

永代供養で起こりうるトラブル【墓じまい編】

永代供養で起こりうるトラブルは、システムや料金だけではありません。改葬しようと考えたときにも、思いがけないトラブルに発展する場合もあります。次に、墓じまいをする際に起こりやすいトラブルを紹介します。

高額な離檀料を請求された

墓じまいをする際に、発展しやすいトラブルのひとつが檀家を辞めるときに必要な離檀料です。離檀料に関しては、寺院がそれぞれ自由に決められます。

 

檀家は墓じまいをする際に、今までのお礼を含めて寺院に離檀料を支払うのが一般的です。しかし、寺院によっては高額な離檀料を請求する場合があります。納得いかない場合には常識的な料金を調べ、提示し交渉する必要があるでしょう。

墓じまいに料金や手間がかかるることを想定していなかった

永代供養にメリットを感じ、永代供養へ変えようと決意するも墓じまいに料金や手間が想像以上にかかってしまう場合があります。この想定外の出来事によりトラブルとなってしまうため注意しましょう。

 

墓じまいに必要な書類を揃えることも労力がかかります。必要な書類は改葬許可申請書や墓地の使用許可証、埋葬証明などです。

 

また、石材店に依頼することが一般的な墓じまいも相場が決まっていないため、金額のトラブルに発展してしまうことも少なくありません。

 

出典|参照:改葬許可の申請(遺骨をほかの場所に移すとき)|新宿区

永代供養でトラブルが起きないためのポイント

永代供養で起こりうるトラブルについて紹介しました。トラブルには事前の対処が大切です。永代供養についてしっかりと学び知識を深め、契約する寺社や霊園、家族や親戚などと誤解や行き違いが起きないようにしましょう。

 

ここから、トラブルにならないための対策について再度確認していきましょう。

永代供養について自身もしっかり把握しておく

永代供養とはどのようなものか、しっかりと学習することは大切です。知識を得ることで、契約時の話し合いがスムーズに運べたり、費用の内訳を理解しやすくなったりします。

 

正しい知識を得ることは、家族・親族間での話し合いの場でも有効です。曖昧な知識では「中途半端な気持ちで永代供養しようとしている」と誤解される可能性もあります。

 

誠実に向き合っている姿を証明するためにも、永代供養について、あらゆる知識を学習しておきましょう。

家族・親族と話し合いの場を設ける

永代供養に関する話し合いは重要です。永代供養とはどういうものか、将来的に合祀される件は大丈夫かなど、正しい知識をもとに話し合いを進めましょう。

 

「話し合いをスムーズに進めるためだから」といって、都合の悪いことに関して嘘や隠し事をすると、後々トラブルに繋がりやすいため、おすすめできません。

 

話し合いの際は、正直さと誠実さを忘れずに臨みましょう。

永代供養に契約したことを周囲に知らせておく

永代供養を契約した際には、周囲に知らせておくことは忘れないようにしましょう。契約したことだけではなく、契約時の書類の保管場所や連絡先なども伝えておくことが大切です。

 

生前契約を完了していても、書類が紛失してしまった状態では契約そのものが不履行となってしまう場合があります。また、メリットだけを注目せずに、デメリットや細かいシステムや料金形態などもしっかりと把握して契約することが大切です。

個別安置期間を把握しておく

個別型の永代供養を選択した場合、個別安置期間を確かめることは重要です。多くは「33回忌」を目処とする寺社が多いようですが、その理由は「33年目で極楽浄土へ行ける」という仏教の教えによるものといわれます。

 

永代供養は宗教・宗派を問わず依頼できるものであるため、仏教の教えにとらわれることに抵抗を感じる方もいるでしょう。寺社の中には、こちらの希望の期間を受け入れてくれる場合もあるため、契約時に伝えてみましょう。

永代供養を語る詐欺に注意する

残念なことに、永代供養を語る詐欺も存在しています。費用を抑えたいという気持ちから申し込んだにもかかわらず、不当な追加料金を請求するという手口を用いる詐欺集団がいることも把握しておきましょう。

 

詐欺にあわないためにも、管理者の情報を事前に確認や施設見学をするようにしましょう。

永代供養にはメリットもある

永代供養にはいくつかのメリットがありますが、「費用を抑えやすいこと」と「お墓の後継ぎを心配しなくていい」という2点が主軸となります。核家族化が進む現代のニーズに合った供養方式といえるでしょう。

 

永代供養は宗教や宗派を限定されることが少ないこともメリットのひとつです。ここから、それらのメリットについて詳しく紹介していきます。

宗旨不問であることが多い

永代供養は、宗教を問われることが少ないというメリットもあります。お墓や供養の方式は、宗教によって異なる場合が多いため、夫婦や家族間で宗教が違うとどうすればいいか迷う方もいるでしょう。

 

永代供養の多くは、宗教や宗派を限定せず募集を行っていることが多いです。そのため、宗教が異なる場合だけでなく、無宗教の方でも依頼できる点が魅力といえるでしょう。

従来のお墓よりも費用が安い

永代供養は、一般のお墓よりも費用を抑えられることがメリットのひとつです。お墓を建てる際は、およそ200万円かかるともいわれますが、永代供養の場合は墓石を準備する必要がないため、その分費用を抑えやすいという特徴があります。

 

金銭的な負担が少ないことが永代供養を検討するきっかけとなる方も多いようです。

管理・供養を請け負ってくれる

永代供養は、管理と供養を寺社・霊園に任せられるというメリットもあります。後継ぎがいない方や、お墓が遠方にある方にとって、管理をする必要がなくなる点は非常に魅力的といえます。

 

また、永代供養を依頼した後であっても、自分たちで法要をすることも可能です。寺社などに相談し、日程を調整しましょう。

 

この場合のお布施は、永代供養費とは別途必要である点にも注意が必要です。

永代供養のトラブルが起こらないよう事前に対応しよう

永代供養は、寺社や霊園へ管理を委ねるため、核家族化が進む現代のライフスタイルに合った供養方法です。しかし、永代供養は従来のお墓のスタイルと異なる点が多いため、予期せぬトラブルに見舞われる可能性もあります。

 

本記事で紹介した、永代供養で起こりうるトラブルの例と対策法をしっかりと学んで、問題なく永代供養が行えるよう、準備を万全にしておきましょう。

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永代供養ナビ編集長

株式会社霊園・墓石のヤシロ 営業本部長藤橋 靖雄

【経歴・プロフィール】

1998年入社。お墓販売、商品企画を経て、多様化する供養の形に応えるサービス・霊園プロデュースだけでなく、営業企画、WEBマーケティングなど幅広い埋葬、葬送事業を担当。
また、墓じまいや終活に関する各地域の終活イベント・セミナーにも講師として登壇し、終活のお悩みごとを解決するトータルアドバイザーとしても活躍。

【掲載メディア・登壇イベント】

株式会社エイチームライフデザイン運営

【保有資格】

終活カウンセラー 2級

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